今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
炎症性腸疾患の治療
―日常診療へEBMをどう取り入れるか―炎症性腸疾患ガイドラインを中心に
上野 文昭
1
1大船中央病院・消化器肝臓病センター
pp.821-824
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103328
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ポイント
●診療ガイドラインは日常診療に活かすべき有用な情報源である.
●現代の診療ガイドラインはエビデンスに基づいて周到に作成される.
●病態が多彩で診療体系が複雑なIBDでは,エビデンスのみで対応し切れないこともある.
●ガイドラインの記載は一般に適切であるが,個々の症例で固執するのは誤りである.
●医師の判断力と患者の価値観が,診療ガイドラインを活用するうえで重要である.
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