潰瘍性大腸炎-明日から使える内科治療のコツと最新情報
「炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン」改訂案について
上野 文昭
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1大船中央病院 消化器・IBDセンター
キーワード:
炎症性腸疾患
,
EBM
,
診療ガイドライン
Keyword:
Inflammatory Bowel Diseases
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.335-339
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016355647
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診療ガイドラインは,「エビデンスの系統的なレビューによって情報化され,他の診療選択の有益性と有害性を評価したうえで,患者のケアを最適化することを目的とした推奨を伴うステートメント」と新たに定義されている.診療ガイドラインは命令や指示とは異なり,医療提供者と患者を支援するためにある.現行の「エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎診療ガイドライン」は2006年に公開され,改訂を必要としていた.近年,診療ガイドラインの開発手法としてGRADEシステムが主流となり,今回の改訂でも可能な限りこの手法に準ずることとなった.改訂版である「炎症性腸疾患診療(IBD)ガイドライン」は近日公開予定である.
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