今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
炎症性腸疾患の治療
潰瘍性大腸炎の内科治療の実際
中村 志郎
1
,
松本 誉之
1
1兵庫医科大学内科学下部消化管科
pp.825-828
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103329
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ポイント
●治療の方針は,臨床的重症度と活動性の病変範囲に基づき判断する.
●治療に際しては,感染因子の関与がないか検査する.
●重症のステロイド抵抗例では,外科医と連携のもと早期にシクロスポリンまたは血球成分除去療法の併用を検討する.
●ステロイド依存例では,イムラン・6MPを併用し減量と離脱を試みる.
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