今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症
防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療
診断
骨粗鬆症診断の手順
遠藤 直人
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科機能再建医学講座整形外科学分野
pp.417-419
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103255
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ポイント
●身長低下,亀背:脊椎椎体骨折の有用な指標で,最大身長から4cm以上の低下では骨折を有する危険性が高い.
●臨床骨折(clinical fracture)と形態骨折(morphometric fracture):疼痛などの症状を伴う場合を「臨床骨折」,疼痛などの症状を伴わない場合を「形態骨折」と称する.
●既存骨折(prevalent fracture),新規骨折(incident fracture):高度の骨粗鬆症症例では,明らかな痛みを伴わないにもかかわらず骨折を生じる例がある.
●ステロイド性骨粗鬆症:原発性骨粗鬆症に比して高い骨密度値でも骨折をきたす.
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