今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症
防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療
総論
骨粗鬆症発生頻度の動向
吉村 典子
1
1東京大学大学院医学系研究科関節疾患総合研究講座
pp.401-405
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103251
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ポイント
●骨粗鬆症の発生率には50歳以上で年間男性2%,女性6%との報告があるが,まだ一定の見解は得られていない.
●2002年の全国調査の結果,大腿骨頸部骨折の発生数は12万人と増加しており,年齢別発生率も依然として増加傾向にある.
●脊椎椎体骨折の10年間の発生率は,70歳台で男性の約1割,女性の約2割であると報告されている.
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