今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで
疫学と動向
4.年齢別にみた発生頻度と特徴
佐藤 信二
1
Shinji Sato
1
1東北大学医学部産婦人科
pp.776-778
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900916
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近年わが国においては,子宮頸癌の死亡率が減少しているのに対し,子宮体癌および卵巣癌が平均寿命の延長および食生活の欧米化ひいては内分泌環境の変化に伴い増加の傾向を示しており,注目を集めつつある。本稿ではわが国における卵巣癌の疫学に関する2,3の報告およびFIGOのannual reportを引用して概説する。
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