今月の主題 内科医が診る睡眠障害
睡眠障害の治療
睡眠時随伴症の治療
粥川 裕平
1,3
,
北島 剛司
2
,
岡田 保
3
1名古屋工業大学保健センター
2藤田保健衛生大学附属病院精神科
3岡田クリニック睡眠障害研究室
pp.1296-1299
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102827
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ポイント
●睡眠時随伴症は,ノンレム睡眠中の異常とレム睡眠中の異常に二大別される.
●児童期の睡眠時随伴症は,自然治癒する夜尿症,夜驚症,夢遊病などがある.
●初老期以後の睡眠時随伴症であるレム睡眠行動障害は,変性疾患との関連が強い.
●レム睡眠行動障害の診断には,解離性レムの睡眠ポリグラフ所見が不可欠である.
●レム睡眠行動障害の多くはクロナゼパムが奏効するが,無効例もある.
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