特集 小児科医が知っておきたい精神医学
子どもによくみられる精神疾患 診断と治療のポイント 睡眠 覚醒障害・睡眠時随伴症
福水 道郎
1
1瀬川記念小児神経学クリニック
キーワード:
ナルコレプシー
,
レストレスレッグス症候群
,
睡眠時無呼吸症候群
,
睡眠-覚醒障害
,
心理的ストレス
,
認知療法
,
不眠症
,
ポリソムノグラフィー
,
概日リズム睡眠-覚醒障害
,
歯ぎしり-睡眠時
,
睡眠時随伴症
,
Ramelteon
,
生活指導
Keyword:
Sleep Bruxism
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Stress, Psychological
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Narcolepsy
,
Polysomnography
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep Wake Disorders
,
Sleep Apnea Syndromes
,
Sleep Disorders, Circadian Rhythm
,
Parasomnias
,
Ramelteon
pp.1958-1962
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088637
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<Key Points>(1)小児期の睡眠-覚醒障害は成長発達する小児期に特有のものや成人期と原因の違うものがある。(2)小児期での診断や治療には成人期と違う診断基準・治療方法など成人と異なる判断が必要なものもある。(3)睡眠障害にとらわれず、基礎疾患の治療を行うことで睡眠障害が改善することにも留意が必要である。(4)日常生活指導・認知行動療法を併用するなど成長発達に影響がないよう、必要最低限の薬物治療を行うよう配慮する必要がある。オフラベルの薬物使用を余儀なくされるものがあるが、体重や年齢を考慮し細心の注意で薬用量の調整をする必要がある。
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