増大号特集 精神科診療における臨床評価尺度・検査を極める—エキスパートによる実践的活用法
Ⅱ章 疾患別の評価尺度・検査
睡眠・覚醒障害群
睡眠関連運動障害・睡眠時随伴症の評価尺度・検査—IRLS,SIT,MUPS,RBDSQ
井上 雄一
1,2
,
駒田 陽子
3
1東京医科大学睡眠学講座
2睡眠総合ケアクリニック代々木
3東京工業大学リベラルアーツ研究教育院
キーワード:
診断補助指標
,
supportive markers for diagnoses
,
ムズムズ脚症候群
,
restless legs syndrome
,
RLS
,
周期性四肢運動
,
periodic limb movements
,
PLM
,
睡眠時随伴症
,
パラソムニア
,
parasomnia
,
レム睡眠行動障害
,
REM sleep behavior disorder
,
RBD
Keyword:
診断補助指標
,
supportive markers for diagnoses
,
ムズムズ脚症候群
,
restless legs syndrome
,
RLS
,
周期性四肢運動
,
periodic limb movements
,
PLM
,
睡眠時随伴症
,
パラソムニア
,
parasomnia
,
レム睡眠行動障害
,
REM sleep behavior disorder
,
RBD
pp.605-611
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207275
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はじめに
睡眠関連運動障害・睡眠時随伴症(パラソムニア)の範疇に属する疾患は,運動促拍を伴う感覚異常が入眠前ないし夜間中途覚醒時に発現するムズムズ脚症候群(RLS)を除くと,大半が意識障害下で症状が発現するため,患者自身が客観評価できることは少ない。したがって,患者の自己評価だけでなく,ベッドパートナーからの情報も総合しうるスケール,運動・行動を他覚的に評価する手法を併用することが必要になってくる。
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