睡眠障害診療のあり方 内科医と睡眠専門医との連携を目指して
睡眠時随伴症 レム睡眠行動異常症を中心に
宮本 智之
1
,
岩波 正興
,
鈴木 圭輔
,
宮本 雅之
1獨協医科大学附属越谷病院 神経内科
キーワード:
質問紙法
,
レム睡眠
,
分類
,
睡眠ポリグラフィー
,
パラソムニア
,
レム睡眠パラソムニア
,
ノンレム睡眠
Keyword:
Classification
,
Surveys and Questionnaires
,
Sleep, REM
,
Polysomnography
,
Parasomnias
,
REM Sleep Parasomnias
pp.281-287
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013091494
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睡眠時随伴症は,異常行動出現時の睡眠ステージからノンレムパラソムニアとレムパラソムニアに分類される.ノンレムパラソムニアは錯乱性覚醒,睡眠時遊行症,睡眠時驚愕症の3疾患があげられる.小児期発症例では自然軽快することが多い.成人例では精神疾患あるいは睡眠呼吸障害の存在を考慮した医療連携が必要である.レム睡眠行動異常症は,若年例ではナルコレプシーや薬物性の関与がある.中高年発症例ではParkinson病あるいはLewy小体型認知症の病態を念頭に置いた医療連携が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013