今月の主題 水・電解質と輸液
輸液の原理・原則
体液量の把握と対応
高橋 さやか
1
,
高田 大輔
1
,
飯野 靖彦
1
1日本医科大学第2内科
pp.1796-1799
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102257
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ポイント
・人間の水分量は体重の約60%を占め,細胞内,血液,間質の3つの部分に分布する.
・脱水とは,生命維持に必要な体液量(血液,細胞外液,細胞内液),特に循環血漿量が不足している状態をいう.脱水は体内からの喪失量が摂取量を上回るときに起こる.脱水は大きく分類して2つのタイプに分けることができる.水欠乏型脱水(高張性)とNa欠乏型脱水(低張性,等張性)で,臨床症状も治療法も異なる.
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