実務のポイント 放射線
診療放射線技師の役割・3
業務量をいかに把握するか
妹尾 昭一
1
1東京都立墨東病院放射線科
pp.782-784
発行日 1979年9月1日
Published Date 1979/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206970
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業務量を知る必要性について若干ふれて見よう.諸兄姉ご理解のとおり,日々の患者の来院数や,どのような疾患の患者が来るかは,毎日の集計がなくては表面上推測し得ないものであり,また急患の来院も日によって差があり,内容もすべて同一とは限らない.その情況の中で放射線科にかかわる業務を患者にいかに有効に対応させ,病院の運営をスムーズに行うことは,病院としてのメリットだけでなく,利用する患者に対しての最大の奉仕である.また科内的に見れば,そこで働く医療職員の労働条件,技術的条件をより良く維持するためにも重要な課題でもある.そのためには,それらに必要で最も適した利用度の広いデータを得ることが要求される.このことからその情報をいかにして得るか述べて見よう.
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