特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
腎・尿路疾患
IgA腎症
児玉 史子
1
,
富野 康日己
1
1順天堂大学医学部腎臓内科
pp.478-480
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101582
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わが国の慢性糸球体腎炎のなかで最も頻度が高く,患者の約40%は20年の経過で末期腎不全に至る.顕微鏡的血尿はほぼ必発で,間欠的もしくは持続的蛋白尿を認める.確定診断は腎生検によりなされ,組織所見・臨床検査所見から予後分類がなされる.予後比較的不良群もしくは予後不良群ではステロイド治療を検討する.IgA腎症診療指針の要を表1に示す.
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