特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
腎・尿路疾患
ネフローゼ症候群
斉藤 喬雄
1
1福岡大学医学部第四内科
pp.475-477
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101581
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ネフローゼ症候群は,糸球体上皮傷害による高度の蛋白(アルブミン)尿が引き金となり,低蛋白(アルブミン)血症,浮腫,高脂血症が発現する病態であり,この4項目が診断基準となる.病理学的に異なるさまざまな疾患が含まれるが,微小変化型ネフローゼ症候群が多数を占め,一般にそれらはステロイドで完全寛解となる.しかし,その他の多くは難治性といわれ,治療に苦慮することが少なくないので慎重な対応が必要である.
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