特集 がん検診—見えてきた問題にどう取り組む?
大腸がん死亡率減少につながる大腸がん検診のあり方
松田 一夫
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1公益財団法人福井県健康管理協会県民健康センター
キーワード:
大腸がん
,
大腸がん検診
,
便潜血検査
Keyword:
大腸がん
,
大腸がん検診
,
便潜血検査
pp.182-187
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209348
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【ポイント】
◆便潜血検査を用いた大腸がん検診の死亡率減少効果は確実である.
◆日本では精検受診率が低く,受診率自体も低いため,大腸がん検診が十分に奏功しているとは言い難い.
◆検診が,より効果を発揮するには精検受診率の向上が急務である.全ての人の受診状況の把握と受診勧奨,そして,将来的には内視鏡検診の導入も検討すべきである.
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