特集 がん検診—見えてきた問題にどう取り組む?
マンモグラフィ検診の偽陰性の観点から見た高濃度乳房問題—乳房構成に関する情報提供
笠原 善郎
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1社会福祉法人恩賜財団済生会支部福井県済生会病院・女性診療センター
キーワード:
マンモグラフィ検診
,
高濃度乳房
,
乳房構成
Keyword:
マンモグラフィ検診
,
高濃度乳房
,
乳房構成
pp.188-193
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209349
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【ポイント】
◆高濃度乳房問題はマンモグラフィ検診の偽陰性問題で,高濃度ほどがん検出感度が低下する.
◆高濃度乳房が疾患や特別の病態であるといった誤った認識の是正が必要である.
◆乳房構成の通知は一律には推奨されておらず,その判断は市町村に委ねられているが,通知を受けた受診者が不安に陥ることなく適切な行動が取れる体制整備が重要である.
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