特集 がん検診—見えてきた問題にどう取り組む?
対策型検診における先進国型の子宮頸がん検診プログラム—わが国の現状と課題
齊藤 英子
1
,
森定 徹
2
,
雑賀 公美子
3
1国際医療福祉大学三田病院予防医学センター
2慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
3国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録センター
キーワード:
子宮頸がん検診プログラム
,
社会的・医療的リソース
,
精度管理
Keyword:
子宮頸がん検診プログラム
,
社会的・医療的リソース
,
精度管理
pp.174-181
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209347
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【ポイント】
◆子宮頸がん検診プログラムでは浸潤がんだけでなく,前がん状態を検出し,医療管理下に置くのが特徴である.
◆子宮頸がん検診プログラムの選択では,単に検診方法だけでなく,その後の流れが自国で実現できるか,また,効果を上げられる状況にあるかを判断することが肝要であるため,国によっておのずと結論は異なる.
◆子宮頸がん検診プログラムで効果を上げるには,その国のプログラムの精度管理能力が鍵を握るが,わが国は心もとない状況にある.
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