特集 がん検診—見えてきた問題にどう取り組む?
肺がん検診の現状と将来—胸部X線,喀痰細胞診,低線量CT
佐川 元保
1
,
菅原 崇史
2
,
石橋 直也
2
,
三友 英紀
2
,
佐々木 高信
2
,
野々村 遼
2
,
大島 穣
2
,
近藤 丘
2
,
田畑 俊治
2
1東北医科薬科大学医学部光学診療部
2東北医科薬科大学医学部外科学第二(呼吸器外科)
キーワード:
肺がん検診
,
CT検診
,
精度管理
Keyword:
肺がん検診
,
CT検診
,
精度管理
pp.168-173
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209346
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
【ポイント】
◆わが国で推奨されている肺がん検診は,40歳以上全員に対する胸部X線写真と,50歳以上の重喫煙者に対する喀痰細胞診の併用法である.
◆肺がんCT検診は低線量で行う必要がある.有効性が未確定のため,ガイドラインでは推奨に至っていない.
◆精度管理は最重要である.各学会がガイドラインや手引きなどを公表しているので,参考にすべきである.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.