連載 リレー連載・列島ランナー・96
作業療法士として保健所の地域づくり活動を考える
矢野 亮一
1
1長崎県県央保健所 地域保健課 保健福祉班
pp.265-267
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208634
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県立保健所に作業療法士?!
長崎県では,1994年の地域保健法施行に伴い,1997年度より県立保健所をそれまでの13カ所から8カ所に統合し,全ての保健所に新たに作業療法士を配置しました.これは,さらなる専門職配置によって専門的機能を強化することが狙いでした.当時,保健所に作業療法士を配置する自治体は珍しく,全国に先駆けた取り組みであったと言えます.
1997年当初,作業療法士は精神保健福祉班に配置され,精神障害者に対する保健所デイケアや社会適応訓練事業などを担当するほか,他班業務である障害児や難病患者の支援に保健師等と共に個別対応を中心に取り組みました.
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