特集 ヘルスマンパワー
資料
公衆衛生看護体制の強化拡充—特に市町村保健婦増強対策への提案
竹村 秀男
1,2
1(社)母子保健推進会議
2(社)全国母子健康センター連合会
pp.733-735
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205093
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まえがき
近年におけるわが国の社会経済的変動のテンポは,世界に類のないほど速く,人口の老齢化,成人病を主体とする病疾像の変化などが急速に進行しつつある.また,出生率の低下に伴なう人口資質の向上,特に母性および乳幼児の健全育成のための母子保健対策の積極的な推進の要請も増大しつつある.
このような背景のもとに,国の施策としては保健所問題懇談会の基調報告(昭和47年7月)の方針にそって,市町村における地区保健センターの普及整備の構想が具体化されようとしている.また,市町村における母子保健事業の拠点として重要な役割を果たしている母子健康センターの設置施策も,引きつづきすすめられている.
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