特集 公衆衛生はどう変わるか—保健所法改定を機に
[保健所法改定とこれからの地域保健—サービスの送り手として]
市町村保健婦の立場から
筒井 洋子
1
1高知市保健婦センター
pp.906-907
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900788
- 有料閲覧
- 文献概要
地域保健の総合的な見直し,保健所法改定という保健活動の転換期を迎え,人口31万人の中都市の保健婦として,この問題を考えていきたい。
経済の高度成長,情報化社会の急速な発展,人口の高齢化の進行など社会環境の急激な変化が,住民の健康に影響を及ぼしている。在宅ケアが家族に大きな負担となっているケースの増加など,住民のニーズの変化に対応した保健活動のあり方が問われている。保健サービスの担い手として,住民のニーズを的確に把握した保健活動を進めるという視点で,この問題を受け止めている。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.