対談
生と死
宮本 忍
1
,
田中 恒男
2
1日本大学(外科学)
2東京大学(保健学)
pp.40-46
発行日 1973年1月15日
Published Date 1973/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204602
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これまで衛生従事者にとって「死」は遠い問題としそ扱われてきたのではないだろうか.たとえば,老人病がふえ,在宅療養の老人がふえたといっても,現実に患者の看護をし,死に至るまで見とった保健婦は非常に少ないのではなかろうか.いわんや保健所医師,職員をや.しかし,ここで死の問題を認識することで,医療の進め方,保健活動の進め方に大きく寄与するのではないだろうか.
本号より,田中恒男(東大),西三郎(公衛院)の両氏を聞き手に,以後,環境保全,医療経済,住民運動などの現代的なテーマを中心に各回ゲストを招いて,隔月,話し合っていただく予定.
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