連載 予防活動のガイドライン・6
食事
佐々木 敏
1
1東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学
pp.491-493
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101345
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サマリー
健康的な食事改善に向けた行動療法的指導をすべての健康な人にルーチンで行うことについては,その是非に関する確たるエビデンスはなく,どちらか一方を推奨できるものではない(Rating I).
脂質異常症の患者や循環器疾患ならびに食習慣が関連する生活習慣病の危険因子を有する成人患者に対しては,強力な行動療法的な食事指導を行うことが推奨される.それはプライマリケアを専門とする医師が行ってもよいし,栄養士など他の専門家に委ねてもよい(Rating B).
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