日本看護診断学会・第30回学術大会報告 【シンポジウム・2】
だれもが分かる看護診断用語に期待する—患者の状態および実践した看護を伝えあいたい
中野 由美子
1
Yumiko Nakano
1
1聖隷淡路病院
1Seirei Awaji Hospital
pp.61-64
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134130070300010061
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I. 当院の紹介
本シンポジウムは「看護管理者が語る実践を拓く看護診断の新たな可能性」というテーマであり,私に与えられたミッションは,病院で活動する看護管理者の立場として看護診断に関連した臨床現場の現状や課題を明らかにし,夢や将来構想を述べることである.
まずは,私の働く施設を紹介する.開設当初は,本学会会場であるポートアイランドから40km西にある明石海峡大橋を渡り,淡路島に入った所に旧聖隷淡路病院があった.看護室や病室の窓から美しい明石海峡大橋や景色を望むことができる病院施設だったらしい.その後,国立明石病院岩屋分院が経営移譲されて1999年に聖隷淡路病院が開院し,15年後の2014年に淡路市が総合的な街づくりを構想する島北側のサスティナブル・パーク内に,現在の建物を新築移転した.
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