日本看護診断学会・第30回学術大会報告 【シンポジウム・1】
臨床判断を拓く挑戦：診断手がかりの洗練
西澤 和義
1
Kazuyoshi Nishizawa
1
1豊橋創造大学
1Toyohashi Sozo University
pp.55-58
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134130070300010055
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I. 診断手がかりの有用性
看護診断の診断手がかり（diagnostic indicators）には，診断指標，関連因子，危険因子があり，診断指標は診断の所見としてまとまった観察可能な手がかり/推論である（Herdman et al., 2021/2021, p59）．これらの診断手がかりは診断プロセスで必須となる内容である．
看護診断の診断プロセスについて，Lunney（2021/2002）は以下のプロセスを提示している．
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