徹底分析シリーズ 神経モニタリング
非中枢神経外科手術と神経モニタリング—骨盤底手術における排尿機能保護への挑戦
林 浩伸
1
Hironobu HAYASHI
1
1奈良県立医科大学 麻酔科学教室
pp.188-191
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330020188
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
「癌は取りきれたが尿道カテーテルが抜けない」
手術室を離れた後,そんな報告を耳にしたことはないだろうか。術後の排尿機能障害は生命予後には直結しないものの,患者の生活の質(QOL)を著しく損なう“生活麻痺”である。従来は不可能とされてきたが,近年は骨盤底手術における機能温存を目的に,脳や脊髄以外の「非中枢神経領域」での術中神経モニタリングが注目されている。
本稿では,直腸切除術や前立腺切除術などに伴う陰部神経損傷による排尿機能障害について,麻酔科医が知っておくべき基礎と術中神経モニタリングのための麻酔管理の要点を概説する。

Copyright © 2026, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.

