徹底分析シリーズ 神経モニタリング
大血管手術と神経モニタリング—方法と解釈
吉谷 健司
1
Kenji YOSHITANI
1
1国立循環器病研究センター 輸血管理部/麻酔科
pp.182-187
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330020182
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胸部下行大動脈瘤や胸腹部大動脈瘤thoracoabdominal aortic aneurysm(TAAA)手術における脊髄虚血による下肢麻痺は,外科手術や脊髄保護戦略の進歩により減少したが,依然として重篤な合併症である。近年のメタ解析1)では累積発症率は開腹修復で約5〜6%,胸部大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR)で約4%,胸腹部置換では7%前後と報告されている。全身麻酔下では患者の意識がなく運動麻痺の確認ができないため脊髄機能のモニタリングで確認することになる。

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