特集 包括的食支援における看護の役割 診療報酬改定を契機に,看護サービスの質を再考する
—【実践報告】伊勢原協同病院の取り組み—患者の摂食機能を包括的に支援するための院内におけるチーム連携体制の構築/[コラム]スタッフの立場から見た包括的食事支援体制の実際
神保 京美
1,2
,
石黒 慎一
1
1神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院
2神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院 看護部
pp.116-120
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350020116
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神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院は,地域医療支援病院として年間3500人を超える救急搬送を受け入れる二次救急病院として地域を支えている。急性期病院である同院では,2017年5月に摂食機能を評価し患者に適した包括的ケアをチームで実践することを目的に,摂食機能療法委員会を創設し,病院を挙げての摂食嚥下療法に取り組んでいる。
本稿では,同院が患者が口から食べることの支援に取り組み始めた経緯と,委員会の活動,およびタイムリーな食支援を行うためのプロトコール,チームでの支援の成果について紹介する。
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