連載 循環器作業療法〜今,作業療法士がすべきこと〜・第3回
コラム:急性期病院と回復期病院の連携体制の構築—当院の取り組みについて
小林 勇基
1
,
金村 賦之
2
1イムス葛飾ハートセンター
2イムス葛飾ハートセンター 心臓血管外科
pp.266-267
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590030266
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循環器疾患患者の急性期病院から回復期病院への円滑な転院は今後の大きな課題である.本コラムでは,当院が回復期病院とどのような連携を行い,転院を進めているか紹介する.
当院は循環器内科,心臓血管外科,麻酔科を標榜する,循環器疾患特化の専門病院である.病床はICU 6床,HCU 8床,一般床 36床の計50床と小規模である.一方,月平均の入院患者数は140名(年間1,690名),平均在院日数が8.7日と稼働率の高い病院である.また,急性心血管疾患患者を専門施設へ迅速に救急搬送することを目的に設立された東京都CCUネットワーク・大動脈スーパーネットワークの重点病院であり,緊急患者が多く入退院することが特徴である.リハビリテーション処方のうち,60%が心臓血管外科のクライエント(CL)であることも特徴である.
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