特集 包括的食支援における看護の役割 診療報酬改定を契機に,看護サービスの質を再考する
—座談会を受けて—誰のためのケアか—看護が食べる支援をすることの意義
秋山 智弥
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1名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター 看護キャリア支援室
pp.114-115
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350020114
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⦿学術集会長として,大会テーマに込めた思い
2024年8月23〜24日,「看護のルネサンス—より自由に,より人間らしく,看護を描き出す」をテーマに,学術集会長として第28回日本看護管理学会学術集会を名古屋国際会議場で開催しました。コロナ禍を経験したいまだからこそ,また,人工知能が実社会に浸透しつつあるいまだからこそ,人間らしくあることの意味を問い直し,人間らしく生きることを支えようとする看護の尊さを再認識することが,このテーマに込めた私の思いでした。
看護とは何か,についての会長講演や基調講演に続き,メインプログラムでは,「食べる」「排泄する」「動く」「話す」をテーマとした4つの教育講演を企画しました。その中で,人間らしく「食べる」ことの大切さについてお話しくださったのが本座談会(p.106)の参加者のひとりである小山珠美先生でした。
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