Japanese
English
研究
わが国の作業療法臨床実習前リテラシーに関する質的研究
The qualitative study on preclinical practice literacy of occupational therapy in Japan
澤田 辰徳
1
,
丸山 ひなの
1
,
友利 幸之介
1
,
大野 勘太
1
Tatsunori Sawada
1
,
Hinano Maruyama
1
,
Kounosuke Tomori
1
,
Kanta Ohno
1
1東京工科大学
キーワード:
作業療法学生
,
臨床実習
,
リテラシー
Keyword:
作業療法学生
,
臨床実習
,
リテラシー
pp.194-200
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590020194
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Abstract:作業療法の臨床実習前リテラシーを調査するために,臨床実習で獲得すべき能力をスコーピングレビューの手法を用いて調査した.適格基準に合致した33編を対象論文として採用し,臨床実習前におけるリテラシーに関するラベル作成を行った結果,全1,086ラベルとなった.KJ法的手法を利用して分析を行った結果,「作業療法の管理・運営について理解することができる」,「作業療法のプロセスを実行できる」,「作業療法士を目指す者として専門的に求められる能力がある」,「社会人としての基礎能力がある」の大グループの表札ができた.また,臨床実習前リテラシーとして特に重要なものは,「作業療法士を目指す者として専門的に求められる能力がある」,「社会人としての基礎能力がある」であることが示された.本結果は養成校や学生個人に合わせた教育のために有用である可能性がうかがえ,臨床実習で獲得すべき情意領域の教育は事前に行う必要性が示唆された.
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