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編集後記
白谷 智子
pp.1224
発行日 2026年10月15日
Published Date 2026/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600101224
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今年の夏も,地震や大雨など,自然災害が各地で発生しました.災害は,生命や生活基盤を脅かすだけでなく,それまで当たり前に営まれていた「動く」,「食べる」,「排泄する」といった生活そのものを大きく変えてしまいます.とりわけ避難生活では,活動機会の減少や環境の変化によって心身機能が低下し,生活不活発病や災害関連死につながることもあります.
こうした状況に対して,JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)では理学療法士をはじめとする多職種が,避難所の環境評価や整備,要配慮者の把握,生活不活発病の予防,福祉用具の調整,移動や活動の支援などに取り組んでいます.ここで理学療法士が持つべきなのは,単に「運動をしてもらう」という発想ではありません.その人の身体機能,動作,生活環境を評価し,限られた環境のなかで「どうすれば安全に動けるのか」,「どうすれば生活を維持できるのか」を考える,理学療法士ならではの臨床推論です.

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