--------------------
編集後記
白谷 智子
pp.620
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203470
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
今年の春の訪れは春の嵐の日が多く,桜の開花は予想よりも遅れています.しかしそれでも久しぶりの「入学式で桜」を楽しむことができる素晴らしい春となっています.この季節になると,人々が活発に動き出す様子が感じられます.
本号の特集は「“行為”の回復のための理学療法」というテーマで,ゲストエディターに江草典政先生をお迎えし,「行為の回復」という視点で理学療法に取り組むことで,理学療法士の考え方を新たな次元に広げることができる企画を立ていただきました.理学療法士の役割は患者が動けるように回復させることですが,皆様にもご経験があるように,臨床場面では患者の目標と実際の回復度には時に乖離が生じるという江草先生の実感からこの企画が生まれました.日々の業務では,患者の動きを常に観察していますが,行為の視点で再考する機会につながれば有益です.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.