増大号特集 睡眠の正しい理解を促す70のトリビア
Ⅲ章 睡眠に関連する病態
Q34 不眠症のせいで睡眠時間が短いのが気になっています。体を休めるためにベッドで横になる時間をできるだけ長くとったほうがよいでしょうか?
渡辺 範雄
1
1蘇生会総合病院精神科
キーワード:
不眠症
,
insomnia
,
睡眠の認知行動療法
,
cognitive behavioral therapy for insomnia
,
CBT-I
,
刺激コントロール法
,
stimulus control
,
睡眠制限法
,
sleep restruction
Keyword:
不眠症
,
insomnia
,
睡眠の認知行動療法
,
cognitive behavioral therapy for insomnia
,
CBT-I
,
刺激コントロール法
,
stimulus control
,
睡眠制限法
,
sleep restruction
pp.671-673
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810670050671
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
A 不眠症に悩んでいる場合,体によくないのではないかと思って,夜または昼間にベッドで横になる時間を長くとりたくなるのは自然なことです。しかし,実際はベッドに長く横になっていたところで必ずしも休息や睡眠の改善につながるわけではなく,むしろ不眠が長期化してしまうことがあるので,長くベッドで横になることはお勧めしません。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.