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今月の特集2 臨床化学検査の再測定について考える
まとめ
Summary
大川 龍之介
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科臨床分析・分子生物学分野
キーワード:
装置起因過誤
,
検体起因過誤
,
再検査ロジック
,
ガイドライン
Keyword:
装置起因過誤
,
検体起因過誤
,
再検査ロジック
,
ガイドライン
pp.915-917
発行日 2025年8月15日
Published Date 2025/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690080915
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Point
●国内の検査室では再検査が広く行われているにもかかわらず,その明確な定義,基準,ガイドラインが不足しており,施設ごとの運用にばらつきがある.
●分析装置の進歩で装置起因のエラーは減少したが,検体に起因する偶発的過誤は依然として存在し,誤報告を防ぐには再検査が不可欠である.
●各施設に合わせた再検査システムの論理的な設定と評価が求められる一方,“緊急異常値”と同様に,再検査についても統一的な指針やガイドラインの策定が今後必要である.

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