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今月の特集2 臨床化学検査の再測定について考える
再検査有効事例(2)—分析パラメータへのプロゾーンチェック値設定—反応タイムコースの異常を伴う強乳び検体
Re-examination effective case (2): Setting Prozone check value to analysis parameters—Strong milk sample with abnormal reaction time courses
細羽 恵美子
1
1東京女子医科大学病院中央検査部
キーワード:
強乳び検体
,
反応タイムコース
,
反応速度比法
,
プロゾーンチェック値
,
PC値
Keyword:
強乳び検体
,
反応タイムコース
,
反応速度比法
,
プロゾーンチェック値
,
PC値
pp.908-914
発行日 2025年8月15日
Published Date 2025/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690080908
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Point
●自動分析装置の普及により,検体の測定時の状態を目視で確認することなく,大量の検体を処理することが可能となった.また,異常反応などによる測定値の誤送信を防ぐための工夫も施されている.
●測定試薬においては,測定値に影響を及ぼす検体由来の色調などの影響を回避するため,測定パラメータや試薬処方で阻害作用を抑制する工夫が施されている.
●自動分析装置や測定試薬は,異常検体に対応できるようさまざまな工夫が施されているが,それでもすり抜ける検体が存在する.そこで,現場で実施可能なさらなる工夫として,分析パラメータのプロゾーンチェック(PC)値に着目し,新たな設定を行うことで,異常反応を起こす検体に対する効果を検証した.

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