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基礎から学ぶ楽しい疫学 第3版

基礎から学ぶ楽しい疫学 第3版
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筆頭著者 中村 好一 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61669-0

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 240

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-01669-8

印刷版発行年月 2013年1月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260616690

書籍・雑誌概要

疫学の初心者向けの定番教科書。著者一流の切れ味鋭くユーモアに富んだ語り口で、疫学研究の方法論、バイアスの問題、統計処理の方法など、疫学の基礎知識を学べます。第10章「疫学に必要な統計」では,平均の差の検定,割合の差の検定,相関係数の検定などの解説を追加。隠れファンの多い脚注も一読の価値あり!

目次

第1章 疫学とは
 人間集団における健康状態の頻度測定
第2章 疾病頻度の測定
 1.曝露と疾病
 2.疫学指標
 3.相対危険と寄与危険
第3章 既存のデータ
 疾病頻度に関するデータは目の前にある
第4章 疫学研究方法
 1.記述疫学,生態学的研究,横断研究-まずは比較的簡単なものから
 2.コホート研究-観察疫学研究の中心となるもの
 3.症例対照研究-もう1つの中心となるもの
 4.介入研究-最も強力な研究デザイン
 5.では,どの研究方法を採用するのか?
第5章 偏りと交絡
 1.偶然誤差と系統誤差-バイアス=真の姿を歪めるもの
 2.バイアスとその制御-(狭義の)バイアスは研究計画段階で制御すべし
 3.交絡因子とその制御-交絡因子に配慮のない研究は,疫学研究ではない
 4.標準化-直接法と間接法を使い分ける
第6章 因果関係
 疫学研究における最後の詰め
第7章 スクリーニング
 疫学の集大成
第8章 サーベイランスと疾病登録
 恒常的に実施されている疾病頻度調査
第9章 臨床疫学
 疫学の臨床応用
第10章 疫学に必要な統計
 1.標本抽出と標本サイズ-研究計画で最も重要な部分
 2.推定と検定-検定よりは推定を
 3.推定の実際-点推定値±1.96×標準誤差
 4.多変量解析-強力な武器,しかし安易な利用は要注意
第11章 疫学と倫理
 避けて通ることのできない課題
第12章 疫学の社会への応用
 最後のステップ

索引

疫学デッドセクション
 「曝露」と「暴露」
 平均への回帰
 オーバーマッチング
 必要条件と十分条件
 多重比較 multiple comparison
 ウォルフ-ハルデイン補正 Woolf-Haldane correction
 John Snow Pub
 プライバシー権
 疫学者の養成