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基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版

基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版
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筆頭著者 中村 好一 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64227-9

電子版発売日 2020年8月10日

ページ数 242

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-04227-7

印刷版発行年月 2020年7月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260642279

書籍・雑誌概要

疫学の初心者向けの定番教科書。著者一流の切れ味鋭くユーモアに富んだ語り口で、疫学研究の方法論、バイアスの問題、統計処理の方法など、疫学の基礎知識を学べます。第10章「疫学に必要な統計」では,平均の差の検定、割合の差の検定、相関係数の検定などの解説を追加。隠れファンの多い脚注も一読の価値あり!

目次

第1章 疫学とは
 人間集団における健康状態の頻度測定

第2章 疾病頻度の測定
 1 曝露と疾病
 2 疫学指標――理論的性質と表記の解離に注意
 3 相対危険と寄与危険――複数の集団の頻度の比較

第3章 既存のデータ
 疾病頻度に関するデータは目の前にある

第4章 疫学研究方法
 それぞれの利点と欠点
 1 記述疫学,生態学的研究,横断研究――まずは比較的簡単なものから
 2 コホート研究――観察疫学研究の中心となるもの
 3 症例対照研究――もう1つの中心となるもの
 4 介入研究――最も強力な研究デザイン
 5 では,どの研究方法を採用するのか?
      ――すべての研究デザインは利点と欠点を併せもつ

第5章 偏りと交絡
 1 偶然誤差と系統誤差――バイアス=真の姿を歪めるもの
 2 バイアスとその制御――(狭義の)バイアスは研究計画段階で制御すべし
 3 交絡因子とその制御――交絡因子に配慮のない研究は,疫学研究ではない
 4 標準化――直接法と間接法を使い分ける

第6章 因果関係
 疫学研究における最後の詰め

第7章 スクリーニング
 疫学の集大成

第8章 サーベイランスと疾病登録
 恒常的に実施されている疾病頻度調査

第9章 臨床疫学
 疫学の臨床応用

第10章 疫学に必要な統計
 1 標本抽出と標本サイズ――研究計画で最も重要な部分
 2 推定と検定――検定よりは推定を
 3 推定の実際――点推定値±1.96×標準誤差
 4 多変量解析――強力な武器,しかし安易な利用は要注意

第11章 疫学と倫理
 避けて通ることのできない課題

第12章 疫学の社会への応用
 最後のステップ

第13章 これからの疫学,疫学のこれから
 ――A message from an old epidemiologist

索引

疫学 デッドセクション
 ・John Snow Pub
 ・国際疫学会裏話
 ・「曝露」と「暴露」
 ・疫学者の養成
 ・英語と米語
 ・オーバーマッチング
 ・ウォルフ-ハルデイン補正 Woolf-Haldane correction
 ・必要条件と十分条件
 ・多重比較 multiple comparison
 ・平均への回帰
 ・プライバシー権