書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

Hepatology Practice 5

肝癌の診療を極める

基本から最前線まで

肝癌の診療を極める
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 金子 周一 (編)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年11月8日

ページ数 352

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8306-1894-9

印刷版発行年月 2014年9月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830618949

書籍・雑誌概要

新しい造影剤による画像検査,ラジオ波焼灼療法(RFA)など,新しい診療技術の登場だけなく,肝移植の増加,分子標的治療薬の開発の進行など,肝癌診療の進化は着実に進んでいる.本書は,国内のトップクラスの研究者や臨床家の執筆により,肝癌診療を最新の基礎研究と臨床の最先端の両面から深く掘り下げ,肝癌の診療や研究の現在と将来像までを見通せる内容としている.肝癌診療に携わる臨床医には必携の一冊.

目次

Ⅰ.基本編 〜肝癌を診る前の基礎知識〜
  1.原発性肝癌の種類
  2.肝癌の疫学
  3.ウイルス肝炎からの発癌
  4.非ウイルス性肝疾患からの発癌
  5.発癌リスクの推定
  6.発癌抑制
   TOPIC 職業性胆管癌
II.診断編
 A.肝細胞癌編
  1.超音波検査
  2.腫瘍マーカー
   TOPIC 肝癌の新しいバイオマーカー
  3.CT
  4.MRI
   TOPIC 肝細胞癌におけるトランスポーター発現
  5.血管造影下CT
  6.核医学検査
  7.腫瘍生検
  8.病理診断
  9.肝予備能の評価:内科
  10.外科における肝予備能の評価─ICG,GSA-SPECTを中心に─
  11.乏血性腫瘍の取り扱い(診断と治療)
   Lecture 肝機能低下例,腎機能低下例,透析症例における画像診断
  12.鑑別を要する多血性病変:画像診断のポイント
  13.鑑別を要する多血性病変:病理診断のポイント
  14.サーベイランス
  15.診断フローチャート
 B.その他の原発性肝癌
  1.画像診断
  2.病理診断
III.治療編
 A.経皮的治療
  1.経皮的局所療法とは
  2.ラジオ波焼灼療法(RFA)における電極
  3.ラジオ波焼灼療法(RFA)の工夫
  4.ラジオ波焼灼療法(RFA)の治療効果判定
 B.経カテーテル治療
  1.肝動脈化学塞栓療法(TACE)
  2.肝動脈化学塞栓療法:抗腫瘍薬と塞栓物質の選択
   TOPICビーズとは
 C.化学療法・分子標的薬
  1.化学療法
  2.ソラフェニブ
   TOPIC 分子標的薬との併用療法
   TOPIC 化学療法の治療効果判定
   Frontier 分子標的薬の開発状況
 D.肝切除
  1.肝切除の概要
  2.腹腔鏡下肝切除
  3.肝切除の合併症とその対策
 E.肝移植
  1.肝移植の概要
   Lecture ドナーの選定とグラフトの選定
   TOPIC わが国の脳死肝移植は肝細胞癌治療に寄与しているのか
   Lecture 肝移植における拒絶反応と免疫抑制薬の使用方法
 F.放射線療法・粒子線療法
  1.放射線治療
  2.粒子線療法
 G.肝細胞癌の治療選択
  1.治療選択に必要なパラメータ
   Debate 肝切除vs経皮的治療
   Debate 多発例に対する治療選択
   Debate 脈管侵襲を有する症例に対する治療選択
   Debate TACE併用RFA
   TOPIC 予後規定因子
   Frontier 肝細胞癌治療の個別化〜生物学的悪性度の治療前評価〜
  2.治療選択のフローチャート
 H.再発抑制を目指した治療方針
  1.ウイルス肝炎に対する治療介入
  2.肝庇護療法
   TOPIC アジュバント療法の現況
  3.再発サーベイランス
 I.肝細胞癌以外の肝癌の治療
  1.肝内胆管癌に対する外科切除
  2.内科的治療
IV.肝癌を理解するための基礎研究
  1.SNP,GWAS
  2.whole genome sequence(全ゲノム解読)による肝癌の解析
  3.stem cell
  4.分子標的薬の作用機序
  5.免疫療法