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肝癌診療マニュアル 第3版

肝癌診療マニュアル 第3版
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筆頭著者 日本肝臓学会 (編)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-62167-0

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 216

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-02167-8

印刷版発行年月 2015年7月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260621670

書籍・雑誌概要

肝癌の基礎知識から、早期発見のためのスクリーニング法、各種検査および治療法の概要と使い分け方、治療効果判定やフォローアップのポイント等々、肝癌診療において必要となる情報のすべてを、最新のガイドラインの推奨に加えて、専門医の間で一般化している新たな試みも踏まえて解説したマニュアルの改訂版。肝癌患者に最善の医療を提供するために、肝臓領域の実地医療に携わるすべての医師に有用な1冊。

目次

Consensus Statement

第1章 肝癌発癌機序・疫学とハイリスク患者の設定
 A.B型肝炎からの発癌機序
 B.C型肝炎からの発癌機序
 C.NAFLD/NASHからの発癌機序
 D.肝癌の疫学とハイリスク患者の設定

第2章 肝癌診療に必要な病理学

第3章 肝発癌予防
  1.抗ウイルス療法
  2.肝庇護療法

第4章 肝癌早期発見のためのスクリーニング法

第5章 肝癌の診断
 A.腫瘍マーカー
 B.画像診断
  1.総論
  2.CTとMRIの使い分け
  3.どのようなときにGd-EOB-DTPA造影MRIを行うか
  4.どのようなときにCTAP,CTHAを行うか
  5.どのようなときに造影超音波を行うか
  6.早期肝癌の画像的特徴
 C.肝癌診断のアルゴリズム
  1.肝細胞癌の診断アルゴリズム
  2.乏血性肝細胞性結節(境界病変,異型結節,早期肝癌)は
    どのような場合に治療すべきか

第6章 肝癌の治療
 A.総論
 B.肝癌診療のためのステージングシステム
 C.肝癌治療の実際
  1.肝切除
  2.穿刺局所療法
   2-1 PEIT,PMCT
   2-2 ラジオ波焼灼療法(RFA)
  3.肝動脈化学塞栓療法(TACE)
   3-1 conventional TACE
   3-2 バルーン閉塞下TACE(B-TACE)
   3-3 beads TACE/TAE
   3-4 beads TACEとconventional TACEをどう使い分けるか
  4.肝動注化学療法
   4-1 進行肝癌に対する肝動注化学療法(low dose FP)
   4-2 インターフェロン併用5-FU肝動注化学療法
  5.肝移植
   5-1 肝細胞癌に対する肝移植の現状
   5-2 肝細胞癌の肝移植適応
   5-3 肝細胞癌に対する肝移植を考慮するタイミング:患者説明のタイミング
   5-4 肝移植後のウイルス肝炎対策
   5-5 肝移植後の再発に対する治療戦略
  6.放射線療法
  7.全身化学療法と分子標的治療
 D.肝癌治療のアルゴリズム
  1.肝癌に対する根治的治療をどう使い分けるか-切除 vs. 局所療法
  2.肝動脈化学塞栓療法(TACE),肝動脈化学療法(TAI),
    リザーバー肝動注化学療法をどう使い分けるか
  3.TACE不応例に対する治療指針
  4.肝動注化学療法と分子標的治療をどう使い分けるか
  5.肝癌全体の治療アルゴリズム

第7章 肝癌の治療効果判定の仕方
 A.RFA後の治療効果判定
 B.TACE後の治療効果判定
 C.肝動注化学療法の治療効果判定
 D.腫瘍マーカーによる治療効果判定

第8章 肝癌治療後のフォローアップの仕方
 A.肝癌切除後のフォローアップの要点
 B.肝癌根治治療後の再発抑制治療
 C.肝癌根治治療後の再発の早期発見
 D.再発癌に対する治療法の選択
 E.肝癌に対する肝移植後のフォローアップの要点

第9章 肝癌診療における病診・病病連携の仕方

第10章 がん治療の臨床開発デザインのABC

索引