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Hepatology Practice 1
B型肝炎の診療を極める
基本から最前線まで
筆頭著者 田中 榮司 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月8日
ページ数 216
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-1890-1
印刷版発行年月 2013年10月
書籍・雑誌概要
50年前のB型肝炎ウイルス発見以来,B型肝炎の検査法や治療法は着実に進歩してきたが,B型肝炎の診療を適切に行うにはその複雑な病態をまず理解する必要がある.本書は,国内のトップクラスの研究者や臨床家の執筆により,B型肝炎診療を基礎と臨床の両面から深く掘り下げ,一歩踏み込んだ内容としている.B型肝炎診療に携わる臨床医には必携の一冊.図版108点,表組38点,モノクロ写真8点.
目次
Ⅰ.基本編 ~B型肝炎を診る前の基礎知識~
1.HBV遺伝子と関連抗原
2.HBVの複製とcccDNA
3.HBV genotype
4.B型肝炎の感染経路と対策
5.HBV感染症のインパクト
Lecture B型肝炎ウイルス発見の歴史
II.診断編
1.ウイルスマーカーとその意義
2.HBV感染症の病態と診断
A一過性感染
B持続感染
3.B型肝炎の病理
Lecture HBe抗原のセロコンバージョン
III.治療編
1.治療の基本方針
A急性肝炎・劇症肝炎
B慢性肝炎
C肝硬変
D無症候性キャリア
Frontier HBs抗原消失を目指すこと
2.抗ウイルス薬による治療
Aインターフェロン治療
B核酸アナログ製剤による治療
Cシークエンシャル療法
Lecture核酸アナログ製剤の継続と中止
3.肝移植の適応- HBV関連慢性肝不全の適応と成績
4.再活性化
A再活性化の病態とその対策
B化学療法時の再活性化
C免疫抑制療法時の再活性化
Lectureグルココルチコイド(副腎皮質ステロイド)感受性領域
5.肝発癌リスクの評価
6.日常生活と食事
Frontier新しい治療薬
IV.B型肝炎を理解するための基礎研究
1.免疫応答と持続感染
2.HBV感染と肝発癌
3.HBVのゲノミクス
4.HBVの感染実験系
Lecture HBワクチンの歴史と今後の展望
付録
1.B型肝炎診療で用いられる治療薬一覧
2.HBV汚染事故対策(曝露源がHBs抗原陽性の場合)
3.母児間感染防御対策(受動・能動免疫によるHBV母子感染予防のプログラム)