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リラクセーション法入門

セルフケアから臨床実践へとつなげるホリスティックナーシング

リラクセーション法入門
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筆頭著者 小板橋 喜久代 (編)

その他の著者等 荒川唱子 編

日本看護協会出版会

電子版ISBN 978-4-8180-2424-3

電子版発売日 2021年6月28日

ページ数 204

判型 B5変

印刷版ISBN 978-4-8180-1779-5

印刷版発行年月 2013年8月

DOI https://doi.org/10.32181/9784818017795

書籍・雑誌概要

リラクセーション法は、基本的な身体システムを背景としたセルフケア技法で、症状緩和だけでなく、対象者の全体性に焦点をあてて行うケアです。これらは手を使った看護ならではのケアの技であり、多くの臨床場面での活用が期待されています。本書は、リラクセーション看護の第一人者が、親しみやすい文章とイラストを用いてやさしくわかりやすく解説した、呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法などリラクセーション法について体系的に学べる入門書です。

目次

Introduction リラクセーション法を健康の自己責任とホリスティックナーシングの基盤に
 1. リラクセーション法の必要性と看護の中での位置づけ
 2. 研究・教育・臨床実践からの学びを教育プログラムに組み入れる

Part 1 リラクセーション法を支える背景理論
 1. 人間の見かた——ホーリズムからの出発
 2. 生命体はリラックスを必要としている

Part 2 リラクセーション法を習得する[セルフケアに活用する]
 1. 学ぶ者の基本姿勢
 2. 個々の状況に合わせて準備すること
 3. レベル1:セルフケアとしてリラクセーション法を使う
  ①呼吸法
  ②筋弛緩法
  ③自律訓練法
  ④イメージ法
  ⑤体験を記録する

Part 3 リラクセーション法を臨床で指導する
 1. レベル2:臨床で指導する
 2. レベル3:複雑な問題をもっている患者に指導する

Part 4 習得状況の評価とフィードバックのための用具
 1. リラクセーション法の習得による反応と効果
 2. リラクセーション法の習得状況を評価するための用具

Part 5 事例からの学び——成功例と失敗例
 1. がん患者
 2. 慢性疼痛のある患者
 3. パニック障害の患者
 4. 指導上のピットフォール——困難を乗り超えるために

Part 6 臨床エビデンスの広がり——広く指導に役立てるために
 1. 世界/国内の研究成果を患者指導に生かす
 2. チーム医療の中での実践
 3. 多様な対象者へのリラクセーション法の実践例
  ①急性心筋梗塞後に心臓リハビリテーションを行っている患者
  ②在宅療養中の多発性硬化症病者
  ③周術期の乳がん患者
  ④2型糖尿病患者