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医学のあゆみ289巻3号
がん微小環境の統合的解明と治療への応用
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年4月22日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2024年4月
書籍・雑誌概要
がん微小環境の統合的解明と治療への応用
企画:藤田直也(公益財団法人がん研究会がん化学療法センター)
・現在,がんそのものを標的とするだけでなく,がんを取り囲む微小環境を標的とした治療法の開発が盛んに行われるようになってきている.
・近年,腫瘍組織に含まれる免疫細胞・間質細胞との相互作用や,細菌叢を含めた臓器連関などによる腫瘍増殖誘導機構が次々に解明されており,改めて腫瘍増殖におけるがん微小環境の重要性がクローズアップされている.
・本特集では,がん微小環境に関する最新の知見とその知見に基づいた治療法開発の現状と今後の展望について,技術的な面も含め,第一線で活躍されている専門家の方々に解説いただく.
目次
■がん微小環境における制御性T細胞の新たな機能と治療標的としての可能性
■自然免疫によるがん微小環境の制御
■腸内細菌関連因子の肝移行による肝がん微小環境の変化
■腫瘍間質制御によりがん免疫療法の効果改善を目指す治療戦略
■臓器連関から紐解く腫瘍進展機構の解析
■がん微小環境の再構築と薬剤スクリーニング
TOPICS
【薬剤学】
核酸・mRNAのドラッグデリバリーシステムと製剤化
【呼吸器内科学】
中皮腫における薬物治療の現況と今後の展望
連載
【臨床医のための微生物学講座】
9.クラミジア
【緩和医療のアップデート】
4.進行性疾患患者の呼吸困難の緩和
フォーラム
【世界の食生活】
17(最終回).カラハリ砂漠に暮らす先住民サンの食
【死を看取る――死因究明の場にて】
10.死亡診断②
【数理で理解する発がん】
10.進化論の基礎
速報
SLEなど自己免疫性疾患血清中に頻繁に検出されるリポ蛋白リパーゼの自己抗体検査法の問題点