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医学のあゆみ289巻12号

治る,予防できる脳神経疾患――現状と将来

医学のあゆみ289巻12号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2024年6月24日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2024年6月

書籍・雑誌概要

治る,予防できる脳神経疾患――現状と将来
企画:戸田達史(東京大学大学院医学系研究科神経内科学)

・神経学的診察を駆使して患者に最良の診療を実践すること,先端的な課題を担い多彩な広がりがあること,それらが脳神経科学の魅力であるが,ひと昔前まで,ほとんどの神経疾患の原因は不明であった.
・多くの神経疾患で原因遺伝子が発見され,分子病態の解明が進み,分子機構に基づいた治療戦略,治験が行われている.上市に至った分子標的薬も多く,脳神経科学は転換期を迎えていると感じられる.
・本特集では,脳卒中,認知症,パーキンソン病,片頭痛,多発性硬化症,運動ニューロン疾患,筋ジストロフィーなど代表的疾患について,治療だけでなく予防も見据えた脳神経科学の現状と将来について解説する.

目次

■脳梗塞患者における急性期治療と再発予防の適応拡大
■疾患修飾薬による新しい認知症治療法と予防介入
■パーキンソン病の治療の現在と未来
■片頭痛の診断と治療――最近の動向
■多発性硬化症と視神経脊髄炎関連疾患の治療――現状と将来
■運動ニューロン疾患発症予防に向けた創薬開発
■デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)に対するエクソン・スキップ治療薬開発

TOPICS
【神経内科学】
血管性認知障害の新たな病態メカニズムとその内因性保護機構
【免疫学】
肉芽腫深部における好中球主導型マクロファージM2化機構

連載
【臨床医のための微生物学講座】
16.水痘・帯状疱疹ウイルス
【緩和医療のアップデート】
11.非がん性疼痛の評価と治療――がん性疼痛との違いは?
【自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪】
3.マクロファージによる細胞膜リン脂質の感知機構

フォーラム
【死を看取る――死因究明の場にて】
17.看取りの場での工夫②