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医学のあゆみ289巻10号
骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見――最先端研究がもたらしたパラダイムシフト
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年6月10日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2024年6月
書籍・雑誌概要
骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見――最先端研究がもたらしたパラダイムシフト
企画:上住聡芳(九州大学生体防御医学研究所細胞不均一性学分野)
・筋衛星細胞が筋再生を担う筋系譜の幹細胞とされている.筋制御転写因子群や筋衛星細胞特異的なマーカー分子などの発見により,筋衛星細胞の単離・培養法や多能性幹細胞からの分化誘導系の開発へと発展してきた.
・筋再生研究の行き着く先のひとつは医療への応用であろう.しかし,それには筋再生が真に求められる状況を科学的根拠に基づき見極める必要がある.
・骨格筋の再生,維持,適応の各局面で重要となる細胞群の役割や,運動適応に関する新知見,筋研究領域における医療応用の最前線について,それぞれの専門家が詳説する.
目次
■幹細胞ニッシェを中心とした骨格筋幹細胞の制御機構
■免疫細胞による筋再生制御
■間葉系間質細胞による筋維持機構
■遅発性筋痛(いわゆる運動後の筋肉痛)はどこまでわかったか
■非再生性の筋形成メカニズムと筋制御因子の役割
■筋疾患に対する細胞治療
■筋オルガノイド収縮力評価系の開発と応用
TOPICS
【細菌学・ウイルス学】
ABCF因子による病原性グラム陽性細菌の薬剤耐性化
【循環器内科学】
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)からみた心不全
連載
【臨床医のための微生物学講座】
14.インフルエンザウイルス
【緩和医療のアップデート】
9.非がん慢性呼吸器疾患:エビデンスアップデート
【自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪】
はじめに
1.免疫システムにおける自己認識機構の解明に向けた有機化学的取り組み――可視光応答性光触媒を利用した近接依存性ラベリング技術
フォーラム
【死を看取る――死因究明の場にて】
15.死亡診断⑦