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ヘルニアの外科
筆頭著者 柵瀨 信太郎 (監)
聖路加国際病院ヘルニアセンター長
その他の著者等 諏訪勝仁/早川哲史/嶋田元/松原猛人
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-24624-3
電子版発売日 2018年4月16日
ページ数 456
判型 A4
印刷版ISBN 978-4-524-25958-8
印刷版発行年月 2017年12月
書籍・雑誌概要
「鼠径ヘルニアの手術をみれば、その外科医の能力を推察できる」。多様なヘルニアの病態・生理、複雑な局所解剖とその意義、さまざまな術式の整復理論と手技の実際、合併症対策までを、800点以上の写真・イラストを交えて体系的に著した、わが国におけるヘルニア診療のバイブルが登場。研修医からエキスパートまで、あらゆるステージの外科医にとって必携の一冊。
目次
【内容目次】
第I部 成人のヘルニア
A 鼠径部ヘルニア
序章 鼠径部ヘルニアの歴史,解剖,分類と用語
1.鼠径部ヘルニア手術の歴史
2.鼠径部の局所解剖
3.分類
4.用語
第1章 鼠径部ヘルニアにおける基礎医学
1.疫学
2.生理学・生化学
3.人工膜の歴史と進化
第2章 鼠径部ヘルニアの診断
1.基本的な診断法:問診と身体所見
2.画像診断
3.sporstman’s groin(groin disruption,sports hernia,Gilmore’s groin)
4.注意すべき鑑別疾患
第3章 鼠径部ヘルニア(鼠径・大腿ヘルニア)手術
1.手術適応
2.鼠径部切開法
a.組織縫合法
b.Lichtenstein法
c.メッシュプラグ法
d.Kugel法
e.Bilayer patch法
f.ダイレクトクーゲル法(TIPP)
g.前方到達法および腹膜前到達法による腹膜前修復法
h.女性鼠径部ヘルニアに対する手術
i.そのほかの新しい術式
3.腹腔鏡下手術
a.反対側鞘状突起開存,不顕性ヘルニアの定義と手術適応
b.腹腔鏡下手術のための解剖
c.TAPP法
d.TEP法
4.術後合併症
a.鼠径部切開法の術後合併症
b.腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の術後合併症
第4章 嵌頓ヘルニア
第5章 慢性術後鼠径部痛
1.病因,症状,診断,治療
2.ペインクリニック的アプローチ
3.脊髄刺激療法
B 腹壁瘢痕ヘルニア
第1章 腹壁瘢痕ヘルニアの原因・疫学
第2章 腹壁瘢痕ヘルニアの生理学
第3章 腹壁瘢痕ヘルニアの手術
1.手術適応
2.切開法
a.組織縫合法
b-1.component separation法:開腹
b-2.component separation法:内視鏡下
c-1.Rives-Stoppa原法
c-2.posterior component separation法
d.腹腔内留置メッシュ(IPOM)法
e.形成外科的再建
3.腹腔鏡下手術
a.standard intraperitoneal onlay mesh(sIPOM)法
b.ヘルニア門閉鎖およびメッシュ補強(IPOM-Plus)法
c.endoscopic Rives-Stoppa(eRives)法
4.特殊な部位の瘢痕ヘルニア
5.術中・術後合併症
C そのほかの腹壁ヘルニア
第1章 臍ヘルニア・上腹ヘルニア
1.臍ヘルニア
2.上腹壁ヘルニア(白線ヘルニア)
3.腹直筋離開
第2章 Spigelianヘルニア(半月線ヘルニア)
第3章 ストーマ傍ヘルニア
D 閉鎖孔ヘルニア
E 食道裂孔ヘルニア・横隔膜ヘルニア
1.食道裂孔ヘルニア
2.そのほかの横隔膜ヘルニア
F そのほかのヘルニア
第1章 会陰ヘルニア
第2章 子宮広間膜ヘルニア・Douglas窩腹膜欠損ヘルニア
第3章 腰ヘルニア
第4章 傍十二指腸ヘルニア
第5章 特殊な内ヘルニア
第II部 小児のヘルニア
A 鼠径ヘルニア
第1章 鼠径部切開法
第2章 腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(LPEC法)
B 鼠径ヘルニア以外の小児ヘルニア
第1章 臍ヘルニア
第2章 臍帯ヘルニア
第III部 ヘルニア診療・研究のトピックス
A ヘルニア診療のトピックス
第1章 日帰り手術
第2章 ヘルニア診療の質と改善
B ヘルニア研究のトピックス
第1章 ヘルニア研究のための臨床疫学・統計学
索引