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便失禁診療ガイドライン2017年版
筆頭著者 日本大腸肛門病学会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-23782-1
電子版発売日 2018年1月22日
ページ数 132
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25896-3
印刷版発行年月 2017年3月
書籍・雑誌概要
潜在的な患者数が500万人ともいわれる便失禁について、基本的事項から診療の概要をエビデンスに基づき系統立てて解説したガイドライン。意見や判断の分かれるポイントについては補足的にCQを設け、臨床における便失禁診療の疑問に対する指針を示した。一般臨床医から看護師、介護士まで広く役立つ一冊。
目次
【内容目次】
I 便失禁の定義
II 便失禁の有症率
III 便失禁の病態と原因
IV 便失禁の発症リスク因子
V 便失禁の臨床的初期評価法
A.病歴聴取
1.現病歴
2.既往歴・併存疾患
B.直腸肛門部の診察と評価
1.視診
2.触診
a.肛門周囲の触診
b.直腸肛門指診(膣指診・双指診を含む)
VI 便失禁の臨床評価のための症状スコアとQOL質問票
便失禁の検査法
A.生理学的検査
1.直腸肛門内圧検査
2.直腸肛門感覚検査
3.陰部神経伝導時間検査(PNTML)
4.肛門筋電図検査
B.形態学的検査
1.肛門管超音波検査
2.骨盤部MRI検査
3.排便造影検査
CQ1 肛門括約筋断裂はどのように評価するか?
I 便失禁の保存的療法
A.食事・生活・排便習慣指導とスキンケア
B.薬物療法
CQ2 便失禁の薬物療法において,ポリカルボフィルカルシウムとロペラミド塩酸塩はどのように使い分けるか?
C.骨盤底筋訓練
D.バイオフィードバック療法
E.挿入型肛門用失禁装具(アナルプラグ)
F.逆行性洗腸法(灌注排便法,経肛門的洗腸法)
G.その他の保存的療法
1.脛骨神経刺激療法
2.肛門管電気刺激療法
IX 便失禁の外科治療
A.肛門括約筋修復/形成術
B.仙骨神経刺激療法(SNM)
C.順行性洗腸法(ACE)
D.有茎薄筋移植術
E.ストーマ造設術
F.その他の外科治療
1.生体物質肛門注入術
2.人工肛門括約筋(ABS)
3.磁気的肛門括約筋(MAS)
4.恥骨直腸スリング術
5.Ventral rectopexy
CQ3 肛門括約筋断裂に対して肛門括約筋形成術と仙骨神経刺激療法のどちらを先行すべきか?
X 特殊な病態の便失禁
A.神経・脊髄疾患(損傷)
CQ4 脊髄障害における便失禁に仙骨神経刺激療法は推奨できるか?
B.認知症,フレイル・寝たきり高齢者
1.認知症
2.フレイル・寝たきり高齢者
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