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便失禁診療ガイドライン2024年版 改訂第2版

便失禁診療ガイドライン2024年版 改訂第2版
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筆頭著者 日本大腸肛門病学会 (編)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-21363-4

電子版発売日 2024年11月4日

ページ数 152

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-21358-0

印刷版発行年月 2024年11月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524213580

書籍・雑誌概要

初版以降の新たなエビデンスと日本の医療状況に立脚した実践的なガイドライン改訂版.便失禁の定義や病態,診断・評価法,初期治療から専門的治療にいたるまで基本的知識をアップデートし,新たに失禁関連皮膚炎や出産後患者に関する記載を拡充.また治療法選択や専門施設との連携のタイミングなど,判断に迷うテーマについてはCQとして推奨を示した.患者像により多様な病態を示す便失禁の診療とケアに携わる,すべての医療職にとって指針となる一冊である.

目次

【内容目次】
Ⅰ.便失禁の定義・疫学・病態・原因・発症リスク因子
 A.定義
 B.疫学
 C.病態・原因
 D.発症リスク因子

Ⅱ.便失禁の診断・評価
 A.便失禁の臨床的初期評価法
  1.病歴,観察,アセスメント
   a.現病歴
   b.既往歴・併存疾患
   c.観察およびアセスメント
  2.直腸肛門部の診察と評価
   a.視診
   b.触診
    [1]肛門周囲の触診
    [2]直腸肛門指診(膣指診・双指診を含む)
   c.失禁関連皮膚炎の評価
 B.便失禁の重症度評価(症状スコア・QOL 質問票・便失禁頻度)

Ⅲ.便失禁の検査法
 A.生理学的検査
  1.直腸肛門内圧検査
  2.直腸肛門感覚検査
  3.陰部神経伝導時間検査
  4.肛門筋電図検査
 B.形態学的検査
  1.超音波検査
  2.骨盤部MRI検査
  3.排便造影検査

Ⅳ.便失禁の保存的療法
 A.初期保存的療法
  1.食事療法
  2.排便習慣指導
  3.便失禁ケア
  4.薬物療法
  CQ1 便失禁の薬物療法において,ポリカルボフィルカルシウムとロペラミド塩酸塩はどのように使い分けるか?
 B.専門的保存的療法
  1.骨盤底筋訓練
  2.バイオフィードバック療法
  3.経肛門的洗腸療法
  4.その他の保存的療法
   a.脛骨神経刺激療法
   b.肛門管電気刺激療法
   c.挿入型肛門用失禁装具
   d.挿入型膣用失禁装具
 C.外科治療
  1.標準的外科治療
   a.肛門括約筋修復/形成術(anal sphincter repair/sphincteroplasty)
   CQ2 出産後に便失禁が発症した場合,専門施設への最適な紹介時期はいつか?
   CQ3 分娩時肛門括約筋損傷の既往を有する妊婦の出産方法として,経膣分娩と帝王切開のどちらが推奨されるか?
   b.仙骨神経刺激療法(sacral neuromodulation:SNM)
   CQ4 肛門括約筋断裂による便失禁に対して,肛門括約筋形成術と仙骨神経刺激療法のどちらを先行すべきか?
   c.ストーマ造設術
  2.特殊な外科治療
   a.順行性洗腸法(antegrade continence enema:ACE)
   b.有茎薄筋移植術(graciloplasty)
   c.腹側直腸固定術(ventral rectopexy:VR)
  3.その他の外科治療
   a.生体物質肛門注入術(biomaterial injection)
   b.肛門括約筋再生療法

Ⅴ.特殊な病態の便失禁治療
 A.神経・脊髄疾患(損傷)
 CQ5 脊髄障害を原因とする便失禁の治療法として,仙骨神経刺激療法は有用か?
 B.認知症
 C.フレイル・寝たきり高齢者

索引

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