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4つの視点でまるわかり!遺糞症・便失禁A to Z
筆頭著者 十河 剛 (編)
済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科
その他の著者等 内田恵一,角田智哉,市川和志
診断と治療社
電子版ISBN 978-4-7878-8080-2
電子版発売日 2023年6月12日
ページ数 288
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7878-2608-4
印刷版発行年月 2023年5月
書籍・雑誌概要
本邦初! 小児消化器科医・児童精神科医・小児神経科医・小児外科医の4つの視点から遺糞症・便失禁の臨床を徹底的に解説しました! 遺糞症・便失禁にかかわるあらゆる領域をカバーした啓蒙の書です!
目次
遺糞症とは 十河 剛
1 定義と用語の変遷
2 分類
1章 便失禁(遺糞症)の病態
1 便秘がある場合 十河 剛
1 正常な排便のメカニズム
2 便秘のメカニズム
3 便秘の悪循環と便失禁
4 溜め込み習慣と便失禁
2 便秘がない場合―基礎疾患がない 十河 剛
1 機能性非滞留性便失禁
2 尿失禁との関連
3 それ以外の場合―外科的疾患との関連 内田恵一
1 外科的疾患が基礎疾患にある場合の便失禁(遺糞症)
2 術後(合併症を含む)の便失禁(遺糞症)
4 それ以外の場合―発達障害との関連 角田智哉
1 発達障害と消化器症状
2 発達障害の特性からみた便失禁(遺糞症)
5 それ以外の場合―精神疾患との関連 角田智哉
1 児童精神科の実際
2 ICD-11とDSM-5における遺糞症
3 遺糞症のタイプ
Case 1 5歳 男児
Case 2 6歳 男児
Case 3 12歳 女児
4 遺糞症と併存する精神障害
6 それ以外の場合―神経筋疾患との関連 市川和志
1 神経筋疾患の便失禁
2 神経因性大腸機能障害(NBD)の病態生理
3 排尿の神経回路
4 神経疾患による排便障害の原因
2章 便失禁(遺糞症)の診断
1 小児消化器科医の視点 十河 剛
1 便秘がある場合
2 便秘がない場合
2 小児神経科医の視点 市川和志
1 問診のポイント
2 診察のポイント
3 検査のポイント
4 鑑別疾患
3 児童精神科医の視点 角田智哉
1 遺糞症と併存精神障害の診断に必要な特徴
2 背景に発達障害があると疑ったとき
4 小児外科医の視点 内田恵一
1 便失禁を起こす外科疾患の鑑別診断
2 鑑別診断に必要な検査(血液検査を除く)
3 重要な疾患を見落とさないための問診のコツ
4 重要な疾患を見落とさないための身体所見のとり方のコツ
3章 便失禁(遺糞症)の治療
1 小児消化器科医の視点 十河 剛
1 便塞栓がある場合
2 便塞栓がない場合
Case 4 7歳 女児
2 小児神経科医の視点 市川和志
1 便秘症の一般管理と治療
2 脊髄疾患の治療
3 児童精神科医の視点 角田智哉
1 遺糞症がある子の3つのゴール
4 小児外科医の視点 内田恵一
1 器質的疾患のない便失禁(遺糞症),または便秘症に対する外科的治療と術後フォローのコツ
2 器質的疾患のある便失禁(遺糞症),または便秘症に対する外科的治療と術後フォローのコツ
4章 便失禁(遺糞症)の予後
1 小児消化器科医の視点 十河 剛
1 便秘がある場合
2 便秘がない場合
Case 5 6歳 女児
2 小児神経科医の視点 市川和志
1 二分脊椎の治療成績と予後
3 児童精神科医の視点 角田智哉
1 児童精神科医に紹介される場合の注意
2 具体的な考え方
4 小児外科医の視点 内田恵一
1 器質的疾患のない便失禁(遺糞症),または便秘症に対する外科的治療後
2 器質的疾患のある便失禁(遺糞症),または便秘症に対する外科的治療後
附録
Dialogue 小児消化器科医と児童精神科医の対談 十河 剛,角田智哉
索引
あとがき 十河 剛
執筆者一覧