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新 PCI・カテーテル室のピンチからの脱出法
達人が教える119のテクニック
筆頭著者 村松 俊哉 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-23429-5
電子版発売日 2022年5月16日
ページ数 520
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-23017-4
印刷版発行年月 2021年12月
書籍・雑誌概要
PCI困難例やカテーテル室のトラブル解決策をエキスパートが解説した好評書『達人が教える!PCI・カテーテル室のピンチからの脱出法119』の改訂新版.今版ではマイクロカテーテル,ダイアモンドバック,3Dワイヤリング法などの新デバイス・手技についても盛り込み,「どうしてもうまくいかないときの奥の手」などのTipsも充実させた.ピンチに立ち向かうPCI医へ贈る一冊.
目次
【内容目次】
コロナ下でのカテーテル治療の在り方
Ⅰ PCI前の戦略を熟知する!
■001 迷ったときに助けになるPCIのエビデンスは?
■PCIの適応
002 PCIの適応は?
003 PCIよりCABGが好ましい症例とは?
004 左主幹部狭窄に対する戦略は?
■正しい冠動脈造影はどう撮影するか
005 狭窄病変の評価が難しいときは?
006 左主幹部造影のピットフォールは?
007 右冠動脈完全閉塞病変が描出しにくいときは?
■正しい冠動脈造影はどう描出する
008 左冠動脈完全閉塞病変が描出しにくいときは?
■治療法決定に迷うとき
009 左主幹部病変でCABGかPCIか迷ったときは?
010 治療抵抗性入口部病変に対する治療はどうするか?
011 3枝病変でPCI治療は可能か?
012 透析患者の石灰化病変に対する治療はどうするか?
013 出血傾向患者のPCI治療はどうするか?
014 心房細動を伴うPCI治療はどうするか?
015 慢性完全閉塞病変の治療選択に迷ったときは?
Ⅱ 穿刺法のトラブルも解決!
■大腿動脈穿刺
016 大腿動脈穿刺部位がわかりにくく穿刺に難渋したときは?
017 高度大動脈の屈曲,蛇行症例の対策は?
018 穿刺時の血管穿孔の対策は?
019 大腿動脈穿刺後の仮性瘤はProGrideTMを用いてどう修復するか?
■橈骨動脈穿刺
020 橈骨動脈拍動触知が難しいときは?
021 橈骨動脈ガイドワイヤーの挿入が困難なときは?
022 ガイドワイヤー穿孔時の対応は?
023 遠位橈骨動脈アプローチの利点,不利益は?
024 遠位橈骨動脈アプローチの実際は?
Ⅲ ガイディングカテーテルを使いこなす!
■ガイディングカテーテル挿入困難時
025 右冠動脈にガイディングカテーテルが挿入できないときは?
026 TAVI後のPCIでガイディングカテーテルがかからないときは?
■ガイディングカテーテルでの冠動脈入口部損傷時
027 右冠動脈に関するトラブルシューティングは?
028 左冠動脈に対するトラブルシューティングは?
■029 ガイディングカテーテルのバックアップ力が不十分なときは?
■030 大動脈損傷を誘発したときは?
Ⅳ ガイドワイヤーを使い倒す!
■ガイドワイヤー通過困難時
031 90°以上の屈曲が通過しないときは?
032 長いステントストラットにあたって通過しにくいときは?
033 石灰化病変に挟まり通過しにくいときは?
034 慢性完全閉塞病変で1stチョイスガイドワイヤーが通過しないときは?
035 慢性完全閉塞病変で2ndチョイスガイドワイヤーが通過しないときは?
■036 ガイドワイヤーが抜けてしまうときは?
■037 ガイドワイヤー先端がナックルになってしまったときは?
■038 側枝へのガイドワイヤーがステントストラットを通過しないときは?
■039 ガイドワイヤーが偽腔に迷入してしまったときは?
■040 ガイドワイヤーが断裂してしまったときは?(ロータワイヤーTM含む)
■041 ガイドワイヤーが冠動脈穿孔を起こしてしまったときは?
■042 FILTRAP®を誤ってステント外に留置してしまったときは?
Ⅴ マイクロカテーテル,バルーンのピンチも乗り越える!
■マイクロカテーテル通過困難時
043 マイクロカテーテルが病変通過しないときは?
044 分岐部病変の側枝にマイクロカテーテルが通過しないときは?
045 完全閉塞病変にマイクロカテーテルが通過しないときは?
■046 分岐部病変の側枝にガイドワイヤーは通過したがバルーンが通過できないときは?
■バルーン通過困難時
047 分岐部病変にKBTはいつ必要か?
048 スコアリングバルーン通過困難時はどうするか?
049 慢性完全閉塞病変で1.25mmバルーンが通過しないときは?
■050 20気圧以上でもバルーン拡張できないときは?
■051 バルーン破裂した後はどうするか?
Ⅵ ステントの困難だって克服する!
■ステント挿入困難時
052 高度屈曲,石灰化病変でステントが挿入できないときには?
053 入口部病変で適切位置にステント留置が難しいときは?
054 分岐部狭窄病変で側枝にステントが挿入できないときは?
055 ステントがガイディングカテーテルに引っかかり収納できないときは?
056 慢性完全閉塞病変で2.25mmステントが挿入できないときは?
057 血管径2.0 mm以下の血管に解離をきたしたときは?
■058 ステントが冠動脈内でfractureしたときは?
■059 ステントバルーンが拡張中に破裂したときは?
■060 ステントが冠動脈内から抜去困難でガイドワイヤーが残っているときは?
■061 ステントが冠動脈内から抜去困難でガイドワイヤーも抜けてしまったときは?
Ⅶ アテレクトミーのトラブルも対応できる!
■062 ロータワイヤーTMへの交換が困難なときは?
■063 ロータブレーターTMが石灰化病変をなかなか切除できないときは?
■064 ロータブレーターTM後,重度のslow flowが発現しショックになったときは?
■065 ロータブレーターTMburrスタックへの対応は?
■066 ロータブレーターTMよりもダイアモンドバック®が有効になるときは?
■067 ダイアモンドバック®のエンドポイントはどうするか?
■068 DCAで仮性瘤・穿孔してしまったときは?
■069 DCA+DCBで終了できるかの判断は?
Ⅷ 慢性完全閉塞のトラブル対処法
■070 ガイドワイヤー交換のタイミングがわからないときは?
■071 マイクロカテーテルの選択に迷うときは?
■072 エントリーポイントがわからないときは?
■073 順行性ガイドワイヤー進行方向の確信が得られないときは?
■074 リエントリーポイントがわからないときは?
■075 逆行性側副血行路の選択に難渋するときは?
■076 逆行性からreverse CARTできずCTOクロスに難渋するときは?
■077 逆行性からのexternalizaionが達成できないときは?
Ⅸ イメージングモダリティも上手に使える!
■IVUS
078 IVUSガイド活用:逆行性アプローチへのガイド
079 IVUSガイド活用:IVUSガイド3Dワイヤリング
080 IVUSガイド活用:DCA
081 IVUSガイド活用:冠動脈解離,穿孔への応用
082 IVUSカテーテルのNURD発生への対応は?
083 IVUSカテーテルスタックへの対応は?
■FFR
084 FFR測定値がグレーなときは?
085 FFRガイドワイヤーで病変通過しないときは?
086 FFR値と造影上の狭窄率が乖離しているときは?
087 FFRとiFRが乖離したときは?
■OCT
088 OCTガイド活用:IVUSに勝る活用法
089 OCTガイド活用:3Dイメージの使い道
090 OCTガイド活用:ステントエンドポイントへの応用
091 OCTガイド活用:合併症への対処
092 OCTカテーテルが通過しないときは?
093 OCTを有効活用するためのポイントは?
Ⅹ 合併症もドンと来い!
■カテーテル全般
094 出血性合併症の対処法は?
095 造影剤,薬剤の副作用への対応は?
096 カテーテル誘発脳塞栓症への対応は?
097 空気塞栓症へのトラブルシューティングは?
098 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)への対応は?
099 冠スパズムへの薬剤投与の注意点は?
100 重度冠動脈解離はどうするか?
101 slow flow/no reflow現象の原因と対策は?
102 繰り返す血栓性閉塞はどうするか?
■冠動脈穿孔時
103 ガイドワイヤー穿孔時はどうするか?
104 冠動脈大穿孔時はどうするか?
105 逆行性アプローチに伴う冠動脈穿孔時はどうするか?
106 心タンポナーデ後の迅速な心囊穿刺はどうする?
107 HIP症例への対応は?
XI 止血法も困らない!
■108 正しい用手止血法はどうするか?
■109 止血デバイス不具合例への対応は?
■110 穿刺部血腫,瘤への対応は?
■111 外科的対応のタイミングは?
■112 DRAの止血はどうするか?
XII PCI後療法もうまくやる!
■113 抗血小板薬,抗凝固薬はいつまで必要か?
■114 遅発性ステント血栓症のメカニズムと対処法は?
■115 ステント再狭窄例の外科適応のタイミングは?
■116 stent fracture, malappositionのメカニズムと対処法は?
■117 造影剤腎機能障害・造影剤腎症(CIN)の予防は?
■118 コレステロール塞栓症(CES)への対応は?
■119 放射線障害の防御法は?
索引